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川本喜八郎さんが肺炎で死去

NHK人形劇「三国志」などを手がけた日本を代表する人形アニメーション作家、川本喜八郎(かわもと・きはちろう)さんが23日、肺炎のため死去した。85歳。通夜、葬儀・告別式は親族者で済ませた。喪主は非公表。後日「しのぶ会」を開く予定。

旧制横浜高工(現・横浜国大)を卒業後、東宝撮影所美術部で映画製作に従事。昭和25年にフリーの人形美術家になり、劇作家の飯沢匡(ただす)氏らとグループを作った。人形を少しずつ動かすコマ撮りの手法が特徴的で、28年に日本で初めての人形アニメーション「ほろにが君の魔術師」を製作した。

旧チェコスロバキアに渡り人形アニメの巨匠イジィ・トルンカ氏に師事。帰国後は処女作「花折り」をはじめ「鬼」「道成寺」「火宅」など、独自の様式美と伝統的な人形表現を盛り込んだ人形アニメーション映画を次々と発表した。NHK人形劇「三国志」「平家物語」の人形美術を担当し幅広い人気を得た。

7年、勲四等旭日小綬章受章。折口信夫原作の映画「死者の書」(平成17年)を監督したのが最後の作品となった。

長野県飯田市の飯田市川本喜八郎人形美術館では、川本さんの死を悼み、27日から9月5日までを入館無料とし、記帳台を設置している。

ヤフーニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100827-00000545-san-ent

川本喜八郎人形美術館
http://www.city.iida.lg.jp/kawamoto/