城・都市
とんこう / 敦煌

敦煌

河西回廊最西の関門。シルクロードの要衝。

種別
城・都市
現在地
甘粛省敦煌市
所属州
涼州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

河西回廊の最西端に位置する郡で、玉門関・陽関を控える、中原から西域へ通じる最後の関門。シルクロードの要衝として東西交易の富が集まった、涼州の西の涯である。

歴史

敦煌は、前漢以来、西域と中原を結ぶ交易・軍事の一大拠点であった。三国時代、中央から遠く隔たったこの地では、地元の豪族が権勢をふるって統治が乱れがちであったが、魏の太守 倉慈が赴任すると、豪族を抑え、西域の商人を公平に遇して交易を盛んにし、善政を敷いたと伝わる。倉慈の死を、漢人も西域の民もともに悼んだという。東西の文物が行き交う敦煌は、辺境にありながら国際色豊かな地であった。のちに莫高窟が開かれ、仏教美術の宝庫として名を高める。

現在

敦煌は現在の甘粛省敦煌市にあたる。莫高窟や玉門関の跡で名高い、シルクロードの要地である。