城・都市
ぶと / 武都

武都

諸葛亮が北伐で得た氐族の住む涼州南部の郡。

種別
城・都市
現在地
甘粛省隴南市(武都区・成県一帯)
所属州
涼州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

涼州南部、漢中の西北に位置する郡で、氐(てい)族の多く住む山がちの地。諸葛亮が北伐の過程でこの武都を攻め取り、蜀の版図に加えた。関中と漢中、隴右を結ぶ要地であった。

歴史

229年、諸葛亮は第三次北伐で、部将 陳式を遣わして武都・陰平の二郡を攻略させた。魏の郭淮が救援に向かったが、諸葛亮自らが軍を進めて牽制したため退き、二郡は蜀の手に落ちる。氐族の住むこの地を得たことは、蜀の北辺を広げ、隴右をうかがう足場を強める意味を持った。武都は、諸葛亮の北伐が挙げた数少ない領土的成果の一つとして記録される。

現在

武都は現在の甘粛省隴南市(武都区・成県一帯)にあたる。山がちの辺境の地であった。