山岳
きれんざん / 祁連山

祁連山

河西回廊の南に連なる、涼州と西域を隔てる大山脈。

種別
山岳
現在地
甘粛省・青海省境
所属州
涼州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

河西回廊の南側に長く連なる大山脈。涼州(甘粛方面)と西域を隔てる屏風のような山並みで、その豊かな雪解け水が回廊のオアシス都市を潤した。漢と匈奴が争った西北辺の象徴的な山でもある。

歴史

祁連山は前漢以来、中原の王朝と北方の遊牧民が河西の地をめぐって争う舞台となった。匈奴は漢に祁連山一帯を奪われた際、「わが祁連山を失い、わが家畜を蕃息せしめず」と嘆いて歌ったと伝わる。三国時代、涼州は魏の版図に属し、祁連山の南に連なる諸郡は、中原と西域を結ぶ交易と軍事の要地であり続けた。馬騰・馬超ら涼州の群雄が割拠したのも、この山を望む地であった。

現在

祁連山は現在の甘粛省と青海省の境に連なる。標高の高い雪山群として、いまも河西回廊の水源となっている。