河川
わいすい / 淮水

淮水

魏と呉の境をなした大河。寿春・合肥・濡須の攻防の地。

種別
河川
現在地
河南省〜江蘇省
所属州
淮南
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

中原と江南のほぼ中間を東西に流れる大河で、黄河と長江の間を分かつ自然の境界。三国志では、魏と呉が境を接する最前線を形づくり、その流域の寿春・合肥・濡須をめぐって幾度も大軍がぶつかり合った。

歴史

淮水の流域は、北の魏と南の呉がしのぎを削る攻防の地であった。魏は寿春・合肥を押さえて南下の拠点とし、呉は濡須に城を築いて淮水と長江の間を守る。孫権はたびたび淮水を越えて合肥を攻めたが抜けず、魏もまた長江の線を破れず、両者の勢力は長くこの川のあたりで拮抗した。淮南で相次いだ王淩・毌丘倹・諸葛誕の反乱も、この流域を舞台としている。

現在

淮水(淮河)は現在も河南省に発し、安徽・江蘇を流れる。中国の南北を分ける地理上の境界線としても知られる。