うそう / 烏巣

烏巣

曹操が焼き払った袁紹軍の兵糧基地。官渡の勝敗を分けた地。

種別
現在地
河南省新郷市封丘県付近
所属州
冀州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

官渡の戦いにおいて、袁紹軍の兵糧を集積していた基地。曹操がここを奇襲して焼き払ったことで、補給を断たれた袁紹軍は崩壊し、官渡の戦いの勝敗が決した。決戦の帰趨を分けた、まさに要の地である。

歴史

200年、官渡で袁紹と対峙する曹操は兵糧の欠乏に苦しんでいた。そこへ袁紹のもとを離れた許攸が来降し、袁紹軍の糧秣が烏巣に集められ、守りが手薄であることを明かす。曹操はただちに精兵を率い、袁紹軍を装って夜陰に烏巣へ迫ると、これを急襲して兵糧をことごとく焼き払った。補給を絶たれた袁紹軍は動揺し、張郃・高覧の降伏を機に総崩れとなる。烏巣の炎は、天下の形勢を一変させた。

現在

烏巣は現在の河南省新郷市延津・封丘のあたりに比定される。官渡古戦場の一角として、その名を歴史に刻んでいる。