城・都市
しょうはい / 小沛

小沛

劉備がたびたび拠った徐州西の小城。轅門射戟の地。

種別
城・都市
現在地
江蘇省徐州市沛県
所属州
豫州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

沛国の県で、徐州の西の入口にあたる小城。「小沛」と俗称される。劉備がたびたび身を寄せた地として知られ、呂布・袁術・曹操の勢力がせめぎ合う中で、幾度も主を変えた。

歴史

陶謙から徐州を託された劉備は、身を寄せてきた呂布を小沛に置いたが、のちに立場が逆転し、下邳を奪った呂布から今度は劉備が小沛を与えられて拠ることになる。袁術が紀霊に劉備を攻めさせた際には、呂布が「轅門(えんもん)に戟を射る」妙技で両者を仲裁し、劉備を救ったという逸話が名高い。やがて劉備は呂布と再び対立して小沛を追われ、曹操のもとへ走る。徐州争奪の渦中にあって、小沛は劉備の流浪を象徴する地であった。

現在

小沛は現在の江蘇省徐州市沛県にあたる。漢の高祖 劉邦の郷里としても名高い地である。