城・都市
じょなん / 汝南

汝南

名門 袁氏の本貫。劉備が曹操の背後を突いた地。

種別
城・都市
現在地
河南省駐馬店市(汝南県・平輿一帯)
所属州
豫州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

豫州南部の大郡で、名門「汝南の袁氏」の本貫として知られる。四世にわたって三公を出したこの一族から、袁紹・袁術が現れて群雄割拠の主役となった。官渡の前後には、劉備がこの地に拠って曹操の背後を脅かした。

歴史

汝南は、四世三公を誇る名門 袁氏を生んだ地であり、袁紹・袁術兄弟の声望の源泉であった。人口の多い豊かな郡で、黄巾の残党もこの地に根強く残る。官渡の戦いのころ、袁紹のもとを離れた劉備は汝南に入り、黄巾あがりの劉辟・龔都らと結んで曹操の後方をかき乱した。しかし官渡に勝った曹操が自ら軍を向けると、支えきれず荊州の劉表のもとへ落ち延びる。中原の南辺にあって、汝南は勢力の交錯する要地であった。

現在

汝南は現在の河南省駐馬店市のあたり(汝南県・平輿県一帯)にあたる。袁氏ゆかりの地として知られる。