河川
かんすい / 漢水

漢水

漢中と荊州を結ぶ大河。関羽の水淹七軍の舞台。

種別
河川
現在地
陝西省〜湖北省武漢(長江に合流)
所属州
益州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

漢中の地に発し、襄陽・樊城を経て長江に注ぐ大河。漢中盆地と荊州を結ぶ水運の動脈であり、その流域は魏・蜀・呉が激しく争う戦略上の要地であった。上流では「沔水(べんすい)」とも呼ばれる。

歴史

漢水の流域は、三国の攻防の要所であった。上流の漢中は劉備と曹操が争奪し、中流の襄陽・樊城は魏の南方の守りの要となる。219年、関羽が樊城を包囲した際には、折からの長雨で増水した漢水が魏の于禁の七軍を水没させ、関羽は「水淹七軍」で威名を天下に轟かせた。下流で長江と合流するこの川は、南北をつなぐ水路として絶えず軍船が行き交った。

現在

漢水(漢江)は現在も陝西省に発し、湖北省の武漢で長江に合流する。長江最大の支流として流域を潤している。