らくほうは / 落鳳坡

落鳳坡

「鳳雛」龐統が流れ矢に倒れた伝承の坂。

種別
現在地
四川省徳陽市羅江区付近
所属州
益州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

益州の地にある坂で、蜀の軍師 龐統が最期を遂げたと伝わる地。「鳳雛(ほうすう)」と称された龐統が、この「鳳の落つる坂」で流れ矢に倒れたという物語は、その名とあいまって哀話として語り継がれている。

歴史

214年、劉備の益州平定戦のさなか、軍師の龐統は雒城を攻める途上で敵の伏兵に遭い、乱れ飛ぶ矢を受けて命を落とした。『三国志演義』では、この地が「落鳳坡」と呼ばれ、鳳雛の号を持つ龐統がここで落命することを暗示していたと脚色される。若くして諸葛亮と並び称された俊才の早すぎる死は、劉備の悲しみとともに、三国志屈指の惜別の場面となった。

現在

落鳳坡は現在の四川省徳陽市羅江区のあたりに比定される。龐統をまつる祠や墓が近くにあり、鳳雛終焉の地として伝えられている。