城・都市
ぎょう / 鄴

曹操が河北平定後に本拠とした魏の王都。銅雀台の地。

種別
城・都市
現在地
河北省邯鄲市臨漳県
所属州
冀州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

河北の中心都市で、もとは袁紹の本拠であったが、官渡ののち曹操が奪って自らの本拠地とした。曹操が魏公・魏王となってからは事実上の首府として整備され、名高い銅雀台をはじめとする楼閣が築かれた。魏の建国後も五都の一つとして重んじられた。

歴史

官渡の戦いで袁紹を破った曹操は、204年に鄴を攻め落として河北経営の拠点とした。以後、許の朝廷とは別に、鄴は曹操の実質的な政庁として機能する。城内には壮麗な銅雀台・金鳳台・氷井台の三台が築かれ、曹操とその子 曹丕・曹植ら文人が集って詩を詠み交わす「建安文学」の中心地ともなった。曹丕の代に都は洛陽へ移されたが、鄴は魏の五都の一つとして繁栄を保った。

現在

鄴は現在の河北省邯鄲市臨漳県にあたる。鄴城遺跡として発掘が進み、銅雀台の台基などがしのばれる。