城・都市
せいなん / 済南

済南

若き曹操が汚吏を一掃し名を上げた青州の郡。

種別
城・都市
現在地
山東省済南市
所属州
青州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

青州の郡国で、若き日の曹操が相(長官)を務めた地。曹操はこの済南で、はびこる汚職官吏を一掃し、淫祠を廃するなど果断な統治を行い、剛直の吏として名を上げた。曹操の官歴の一つの転機となった地である。

歴史

184年の黄巾討伐で功を立てた曹操は、済南の相に任じられた。当時の済南では、官吏の多くが権門に取り入って不正を働き、また民は数多くの淫祠(あやしげな社)に惑わされていた。曹操はこれらの汚吏を次々に罷免し、淫祠を打ち壊して綱紀を正す。その厳正な統治は評判となる一方、権門の反発も招いた。身の危険を感じた曹操は、やがて官を辞して郷里に退く。済南での経験は、のちの覇者 曹操の政治家としての姿勢を早くに示すものであった。

現在

済南は現在の山東省済南市にあたり、山東省の省都となっている。古来 泉の都として知られる。