城・都市
ぎょよう / 漁陽

漁陽

張純の乱の地。田疇ゆかりの幽州北辺の郡。

種別
城・都市
現在地
北京市密雲区〜天津市薊州区
所属州
幽州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

幽州の郡で、薊の東北に位置する。北方の烏桓と接する辺境であり、後漢末には張純・張挙が烏桓と結んで叛乱を起こした地として知られる。北辺防衛の要をなした。

歴史

187年ごろ、漁陽の人 張純は、同郡の張挙や烏桓の勢力と結んで叛乱を起こし、幽州・冀州の一帯を荒らした。この乱は公孫瓚らの奮戦によって鎮められる。また漁陽は、義侠で知られた田疇が、戦乱を避けて一族郎党とともに山中に隠れ住み、独自の掟で郷里を治めたことでも知られる。のち田疇は曹操の烏桓征伐に道案内として大きく貢献した。辺境の漁陽は、乱と義の物語を宿す地であった。

現在

漁陽は現在の北京市密雲区から天津市薊州区にかけての一帯にあたる。長城に近い北辺の地であった。