城・都市
たんよう / 丹陽

丹陽

精兵「丹陽兵」を産した揚州の郡。

種別
城・都市
現在地
安徽省宣城市(宛陵)一帯
所属州
揚州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

揚州の郡で、精強な兵「丹陽兵」を産することで名高い。山がちで民が剽悍なこの地の兵は精鋭として重宝され、群雄がこぞって募った。孫氏が江東に勢力を築く足場ともなった地である。

歴史

丹陽は、山越(さんえつ)と呼ばれる山地の民が多く、その気風は勇猛で、ここから徴した「丹陽兵」は天下の精兵として知られた。徐州牧 陶謙も丹陽の出で、丹陽兵を私兵の柱とした。孫策が江東平定に乗り出すと、丹陽はその重要な兵源となり、孫氏はこの地の掌握に力を注ぐ。以後も呉は、丹陽をはじめ江東の山越を鎮撫しては兵に組み入れ、国力の底上げを図った。精兵の里 丹陽は、呉の武を支えた地であった。

現在

丹陽郡の治所 宛陵は、現在の安徽省宣城市のあたりにあたる。郡域は南京の南から安徽南部に及んだ。