城・都市
けい / 薊

幽州の中心。公孫瓚と劉虞が争った北辺の要。北京の礎。

種別
城・都市
現在地
北京市
所属州
幽州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

幽州の中心をなす城市で、北辺を統べる幽州刺史の治所が置かれた。北方の異民族と境を接する要地であり、公孫瓚と劉虞が幽州の主導権を争った舞台としても知られる。現在の北京の礎となった古都である。

歴史

幽州は烏桓・鮮卑ら北方の民と接する辺境で、その中心 薊は北辺防衛の要であった。後漢末、幽州牧 劉虞は徳をもって異民族を懐柔しようとし、武断的な公孫瓚と方針をめぐって対立する。193年、両者はついに干戈を交え、公孫瓚が劉虞を破ってこれを殺し、幽州の実権を握った。しかし公孫瓚もやがて袁紹に敗れて滅ぶ。北辺の要 薊は、群雄の興亡を見つめた古い都であった。

現在

薊は現在の北京市のあたりにあたる。のちの遼・金・元・明・清の都へと連なる、北方の中心都市の礎である。