城・都市
/ 呉

孫呉の本源をなした江東の名邑。国号「呉」の地。

種別
城・都市
現在地
江蘇省蘇州市
所属州
揚州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

揚州の郡で、その治所 呉県(現在の蘇州)は江東随一の名邑。孫氏が国号を「呉」としたことにも表れるように、この地は孫呉政権の本源をなした。陸・顧・朱・張の江東四姓をはじめ、呉を支えた名族の郷里である。

歴史

呉郡は、太湖の東に開けた豊かな地で、古く春秋の呉国の都が置かれた由緒を持つ。後漢末、孫策が江東を平定するとこの地を重要な拠点とし、弟 孫権も初期にはここを本拠の一つとした。呉郡には陸遜を出した陸氏、顧雍を出した顧氏など、江東の名門が根を張り、彼ら「呉の四姓」の支持が孫呉政権の基盤となる。国号「呉」も、この地の名にちなむ。江南の富と人材の中心として、呉郡は孫呉の屋台骨であった。

現在

呉は現在の江蘇省蘇州市にあたる。水郷の名邑として、古来 江南を代表する都市の一つである。