関所
しすいかん / 汜水関

汜水関

演義で関羽が華雄を斬った関。史実の虎牢関(成皋)と同じ地を指す。

種別
関所
現在地
河南省鄭州市滎陽市(汜水鎮/虎牢関に同じ)
所属州
司隷
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

『三国志演義』で、反董卓連合軍が董卓方の猛将・華雄と戦った舞台。当時無名だった関羽が名乗りを上げ、勧められた酒が冷めぬうちに華雄を斬って帰る「酒 温めて華雄を斬る」の名場面で名高い。史実の上では、汜水関は虎牢関(成皋の関)と同じ場所を指す。

歴史

物語では、連合軍の前に立ちはだかった華雄が鮑忠・祖茂・兪渉・潘鳳らを次々に討ち取り、諸侯が色を失う。そこへ当時は無名の一兵に過ぎなかった関羽が進み出て、華雄との一騎討ちを願い出た。曹操が温めた酒を勧めると、関羽は「帰ってから飲む」と言い残して出陣し、瞬く間に華雄の首を挙げて戻る。酒はまだ温かかった、と語り継がれる。『演義』は洛陽東方の同じ成皋の関を、華雄戦の「汜水関」と呂布戦の「虎牢関」に描き分けており、二つの関名はいずれも同じ要害に由来する。

現在

汜水関は現在の河南省鄭州市滎陽市の汜水鎮にあたり、虎牢関と同じ地である。黄河南岸に開ける、洛陽東方の関門であった。