城・都市
まつりょう / 秣陵

秣陵

孫権が都とした「建業」の旧名。=建業。

種別
城・都市
現在地
江蘇省南京市
所属州
揚州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

のちに孫権が「建業」と改めた地の、もとの呼び名。長江下流南岸のこの地に、孫権は都を定めて呉の中枢とした。背後に鍾山を負い前に長江をめぐらす形勝の地で、南京の礎となった。

歴史

秣陵は、もともとさほど大きな町ではなかったが、その地形の要害ぶりが早くから注目されていた。かつて諸葛亮がこの地を「鍾山 龍のごとく蟠(わだかま)り、石頭 虎のごとく踞(うずくま)る、真に帝王の宅なり」と評したと伝わる。211年、孫権はこの秣陵に本拠を移し、名を建業と改めて城を築いた。以後、この地は六朝の都として長く栄える。(同じ地の詳細は「建業」の項を参照)

現在

秣陵は現在の江蘇省南京市にあたり、「建業」と同じ地である。