城・都市
りょうとう / 遼東

遼東

公孫氏が割拠した東北の辺境。魏呉が懐柔を競った地。

種別
城・都市
現在地
遼寧省東部(遼河以東)
所属州
幽州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

幽州の最東端、遼河の東に広がる辺境の地方。中原から遠く離れているため、後漢末には公孫氏が半ば独立した政権を築いた。魏・呉のいずれもがこの地の公孫氏を懐柔しようとした、東北の要地である。

歴史

遼東は中央の統制の及びにくい地であり、公孫度・公孫康・公孫淵の三代がここに割拠した。公孫淵は魏と呉の間を巧みに渡り歩き、一時は呉の孫権から燕王に封じられながら、その使者を斬って魏に恩を売るなど、権謀を弄した。しかし結局は魏に叛いて自立を図り、238年、司馬懿の遠征によって滅ぼされる。三国の抗争は、この遠い東北の地にまで及んでいた。

現在

遼東は現在の遼寧省の東部一帯にあたる。遼河以東の地として、古来 中原と東北を結ぶ要地であった。