城・都市
ちょうあん / 長安

長安

前漢の都にして董卓が献帝を移した地。関中の中心。

種別
城・都市
現在地
陝西省西安市
所属州
司隷
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

前漢の都として栄えた関中の中心都市。渭水のほとりに開け、四方を関に守られた要害の地にあった。三国志の時代には、董卓が洛陽から献帝を移した地として、また魏の西方防衛と諸葛亮の北伐が目指した目標として、たびたび歴史の焦点となった。

歴史

190年、反董卓連合に押された董卓は帝を長安へ移した。ほどなく董卓は王允と呂布の謀で誅されるが、その部将 李傕・郭汜が争って都は再び荒れ、195年に献帝は東へ脱出する。以後、長安は関中の要として魏の勢力下に置かれた。蜀の北伐に際しては、魏延が険しい子午谷を抜けて一挙に長安を突く奇策を献じたが、慎重を旨とする諸葛亮はこれを容れず、長安が蜀軍の手に落ちることはなかった。

現在

長安は現在の陝西省西安市にあたる。前漢・隋・唐など幾多の王朝の都となった中国有数の古都で、市域には城壁や史跡が今も色濃く残る。