城・都市
ぶりょう / 武陵

武陵

劉備が平定した荊南四郡の一。五渓蛮を抱える郡。

種別
城・都市
現在地
湖南省常徳市
所属州
荊州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

荊州南部・荊南四郡の一つで、沅水の流域に広がる。西に五渓蛮と呼ばれる異民族を抱える辺境の郡であった。赤壁ののち劉備が平定して勢力下に置き、のちの益州進出の後背をなした。

歴史

赤壁の戦いののち、劉備は武陵・長沙・桂陽・零陵の荊南四郡を平定し、太守 金旋の武陵もその一つとして帰服させた。武陵の西部には五渓蛮と総称される山地の民が住み、その動向は荊州経営に影響を及ぼした。222年、劉備が呉へ東征した際には、この五渓蛮も動員され、馬良が使者として彼らを説いて味方につけている。荊南の一角 武陵は、劉備の勢力伸長と、その最後の戦いに関わる地であった。

現在

武陵は現在の湖南省常徳市のあたりにあたる。沅水の流域に開けた古い城市である。