城・都市
ころうちゅう / 古隆中

古隆中

諸葛亮が晴耕雨読した隠棲の地。三顧の礼と隆中対の舞台。

種別
城・都市
現在地
湖北省襄陽市(古隆中)
所属州
荊州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

諸葛亮が世に出る前、晴耕雨読の日々を送った隠棲の地。襄陽の西郊に位置し、若き諸葛亮はここで自らを「臥龍」と号して時を待った。劉備が三顧の礼を尽くして諸葛亮を訪ね、天下三分の計を授かった「隆中対」の舞台として名高い。

歴史

諸葛亮は戦乱を避けて荊州に移り、隆中の地で農耕のかたわら学問に励みながら、天下の形勢を静かに見据えていた。その才を惜しむ者は彼を「臥龍(伏せる龍)」と評したという。207年ごろ、新野にあった劉備は徐庶らの勧めに従い、みずから三たびこの草廬を訪ねて教えを請うた。三度目にようやく会えた諸葛亮は、劉備のために「北の曹操とは正面から争わず、東の孫権と結び、荊州と益州を取って天下を三分し、時を待って中原を狙う」という大方針(隆中対=天下三分の計)を説く。これに深く感じ入った劉備は諸葛亮を軍師に迎え、二人の生涯にわたる主従の道が始まった。

現在

隆中は現在の湖北省襄陽市の西郊、古隆中として整備されている。諸葛亮をまつる武侯祠や草廬の跡が置かれ、三顧の礼の故事を伝える景勝地となっている。