山岳
ぎょくせんざん / 玉泉山

玉泉山

関羽の霊が現れたと伝わる「関公顕聖」の地。関帝信仰の源。

種別
山岳
現在地
湖北省宜昌市当陽市
所属州
荊州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

荊州・当陽の地にそびえる山で、関羽の霊験譚で名高い。麦城に散った関羽の魂がこの山に現れ、僧 普浄に諭されて成仏したという「関公顕聖」の伝説の地であり、のちに関羽を神としてまつる信仰の源流の一つとなった。

歴史

『三国志演義』などの伝承によれば、呉に討たれた関羽の霊魂は玉泉山の上に現れ、「わが首を還せ」と叫んだ。山にいた老僧 普浄が「あなたが斬った顔良・文醜や、五関で討った将たちの首は、誰に還せと言うのか」と諭すと、関羽は悟って姿を消し、以後この山の守り神になったと伝わる。やがて関羽は「関帝」として神格化され、玉泉山はその信仰の発祥の地の一つとして崇められた。

現在

玉泉山は現在の湖北省宜昌市当陽市にあたる。古刹 玉泉寺や関羽をまつる廟が置かれ、関帝信仰ゆかりの霊地として知られる。