河川
ちょうこう / 長江

長江

北と南を隔てた最大の防衛線。赤壁の戦いの大河。

種別
河川
現在地
青海省〜上海市(東シナ海へ注ぐ)
所属州
荊州
時代範囲
後漢末〜三国期

概要

中国大陸を西から東へ貫く、アジア最長の大河。三国志においては、北の曹操と南の孫権・劉備を隔てる最大の防衛線であり、「長江の険」を頼みとする江南の勢力が、水軍をもって北の大軍を幾度も退けた。赤壁の戦いの舞台としても名高い。

歴史

長江は、船戦に不慣れな北方の軍にとって越えがたい壁であった。208年の赤壁の戦いでは、周瑜の水軍が長江上で曹操の大軍を火計で破り、天下三分の形勢を定める。以後も、濡須口や江陵など長江沿いの要地をめぐって魏と呉が争い、呉はこの大河を「天の設けし険」として国を保った。280年、晋の水軍がついに長江を下って建業に迫り、呉が降って三国の世は幕を閉じた。

現在

長江は現在も青海省に発し、四川・湖北・江蘇などを経て上海の河口から東シナ海へ注ぐ、全長6,300キロ余りのアジア最長の川である。