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三国戦力分析を野球で例える

よくある話ではあるが、三国の戦力を野球打順で表してみた。年代としては、三国が拮抗して定着した223年の劉備、曹操が死去したを年を題材としてみる。

223年は主だった人物らが亡くなっており、戦力差を比較するに面白さを感じた。
考えた打順が以下となる。

※条件
文官系や参謀とする者は投手、武官系や将軍とする者は野手とする。
都督、指揮官は投手と野手どちらも兼ねることができる。
打順9番は必ず投手とする。

※パワプロ風能力値
ミート/パワー/走力/肩力/守備力

■魏
監督:曹丕

1.曹仁 CBCCC
2.夏侯尚 DDCBB
3.徐晃 BBDBD
4.張コウ CACCE
5.許楮 ESFDE
6.曹休 DCCCC
7.曹真 CECCB
8.文聘 CBBCC
9.司馬懿

1番打者は歴戦猛者な曹仁を入れてみた。彼はクリーンナップも打てるだけに、出塁率は高い。一発も打てれば、しぶといヒットも打てる。2番に知勇兼備の夏侯尚がいることで、クリーンナップへ繋ぎ、また自分で得点を稼ぐことができる。
クリーンナップは、申し分ない三名だと考える。簡単にホームランが打てる猛者揃い。試合によっては三名の打順を変更しても良い。4番を打つ張コウは左右の投手を気にせず打てる巧打者でもある。
下位打線は、大きな一発はなくとも堅実な打撃でヒットを量産できる。8番に若手売り出し中のルーキーとして文聘がいる。
投手はエースの司馬懿。控えにも陳羣、王朗、賈クなど揃っている。

■呉
監督:孫権

1.朱桓 CCCCB
2.呂範 CDBEC
3.周泰 DBEDD
4.陸遜 ADDBB
5.凌統 EBEEE
6.韓当 CCCDC
7.潘璋 ECCEB
8.丁奉 DEDCB
9.諸葛瑾

呉の打線は、必ずしも一発を狙える打者は少ないが、繋ぎのマシンガン打線と言える。若手の朱桓が打撃出て、呂範が送り、確実に点を稼ぐ1、2番コンビと言える。
クリーンナップは、呉の顔と言える周泰陸遜凌統を入れてみた。一発も狙える周泰と凌統の間に、安打製造機と謳われる陸遜の知能プレイが光る。
下位打線にベテランの韓当と潘璋が入ることで、中距離打者として怖い存在。確実にバントも決め、ヒットを狙える丁奉が8番にいることも恐ろしい。
代打として、朱然、徐盛らも控えており、スタメンでも使える打者もいる。
投手は、軟投派の諸葛瑾を先発に、投手王国として、張昭、歩隲、虞翻などが健在だ。

■蜀
監督:劉禅

1.王平 CCCDC
2.馬忠 CDCCB
3.魏延 DAEEE
4.趙雲 CACCB
5.李厳 CBEEC
6.張苞 FBEDF
7.関興 DCCCD
8.呉懿 DDDDD
9.諸葛亮

堅実さとバランスを備えた王平と馬忠が1、2番を担う。長打はそれほどないが、的確なヒットを狙えるコンビ。
クリーンナップは一発のある魏延と趙雲、李厳がいるのも重量感ある。特に4番は何でもこなせる天才バッター。
若手の張苞、関興コンビは一発もあるが、経験不足もあり育って欲しいところに、8番呉懿が渋いバッティングをする。
代打に廖化、張嶷、張翼、呉班といった打者もいるが、いま一つ重みに欠ける。
投手は蜀の大エース諸葛亮だろう。しかし控えの投手陣は層が薄く、馬謖、楊儀といま一つ奮うことができないので、諸葛亮の連投が頼みとなるか。
監督代理として諸葛亮が組んだ打線ともいえる。

野球でこのように戦力を分析すると、魏の打線はバランスが取れて主だった人物がいないにしろ破壊力があること、投手陣も揃っている。
呉は長打よりもヒットを重ね、投手陣のコントロールで相手を打たせてとる戦略も伺える。
蜀も打線でもまだ負けてはいないが、投手陣の崩壊は否めず、やはり諸葛亮一人による過酷なピッチングが明暗を分けていたと考えさせられる。

■まとめ

魏:打線と投手ともにバランスが取れて、個々の能力が高い
呉:シュアなバッティングができる打者が多く、ID野球向け
蜀:4番と大エースの活躍を頼みとする野球

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