諺・逸話
稀代の名軍師、参謀として推したい郭嘉、字を奉孝という人物が曹操を励まし官渡の一大決戦で勝利した名言であります。
曹操は相談役として戯志才を失ったことに荀イクが見かねて郭嘉を推挙しました。曹操は喜び郭嘉の存在を大きく重要したのです。
袁紹の十の敗因、曹操の十の勝因とは、説得する材料として充分に心を掴む名言だったと思います。一つ一つを曹操に説明して納得させることは勿論、それだけ十もの勝因があるとすれば、誰でも自身を持つに違いありません。
1.袁紹は優柔不断にして時節を知らず
2.袁紹は重臣を用いらず
3.派閥により両家分断は必死
4.統率に欠け武力に頼る戦法しか在らず
5.献帝は既に我らに在りし、天下の諸侯に道理できず
6.袁紹軍は烏合の衆にして強兵に在らず
7.命を捨てて戦うもの北方に在らず
8.いかに大軍にしても勢い在らず
9.北方に志在らず
10.天命は我らに在りし敵に在らず
これぞ名参謀、名軍師として曹操を生涯支えた郭嘉なのです。
また曹操は、傲慢かつ悪のイメージが強いですが、良く人材を用いり良く人材に耳を傾けたことが、袁紹との大差だったに違いありません。