諺・逸話
故事成語とは異なるが、「三国志」の表記に迫りました。
そもそも三国志と名付けたのは誰なのか。日本で一番初めに伝えられたのは「通俗三国志」という小説風な大衆が好む物語でした。
時代は、三国志時代。
元蜀の臣であった陳寿(ちんじゅ)字(あざな)は承祚(しょうそ)という人物が、三国時代を歴史書物として残す際に、書物の表紙に「三国志」と記してあったことから、名付けられたとされております。
つまり三国志の名付け親は、陳寿となりますね。
彼の詳細については、蜀伝にて追々記載する予定です。
陳寿の三国志は正史(認定歴史)とされる一方、三国志演義なるものが存在します。
これは、脚色(架空の話が混じっていたり)されている小説なもので、羅貫中(らかんちゅう)という人物が創作したとされております。
また、1930年頃に話題になった「反三国志」なるものが存在しております。最近でも話題になった小説で、演義を更に脚色して蜀が天下統一するという、蜀ファンには楽しいものでしょうか(笑)