登録人物伝 326 名 | 47人が閲覧中
兄弟の長兄を決めるために、三人はしばし揉めました。そこで三人は、桃の木を一番早く登った者が、長兄に定めるということで、三人は競うことになります。
力では一番の張飛は勇んであっという間に桃の木のてっぺんまで登り、次に関羽が登り切ります。
張飛は喜び誇示しましたが、冷静になって動かない劉備を見てこう言いました。
「何故、桃の木を登ろうとしたかったんだい?」
すると劉備は
「桃の木は根っこが無ければ育たない。だから大地が一番大事であり、大地が荒れていれば木は存在しないからだ。」
すると張飛・関羽は感服しすかさず平服して、劉備を長兄として崇めたというエピソードがあります。